IV‐6リブ位置の変更による工数削減のポイント

上記のような部材の端面にそろう位置にリブを設置すると、内側は隅肉溶接により接合できますが、外側の端面の接合には開先溶接とグラインダー(サンダー)仕上げが必要となります。

外観上に特に制限がない場合、リブの位置を端面から内側に位置させることで隅肉溶接のみで強度をもった接合が可能となります。開先加工やグラインダー(サンダー)仕上げをすることなく、リブを接合できるため、加工工数を削減することができます。

リブを設置する本来の目的は強度を出すことになります。そのため、外観上問題がないような場合には、リブを溶接加工しやすいことが重要になります。その点を踏まえてリブの位置を決定することが設計のポイントになります。