IV‐7部材の溶接における接合位置のポイント

上記のようなアングル、チャンネル、角パイプなどの突き合わせ溶接をする場合、開先加工の必要が発生し、さらにグラインダー(サンダー)仕上げが必要となります。そのため、部品の製作工数がかかり加工コストの増大につながっていました。

上記のような溶接しろを確保した構造をとることで、部材の組合せのための溶接を隅肉溶接にすることが可能です。開先加工とグラインダー(サンダー)仕上げの工程を省くことができるため、コストダウンを実現することができます。

上記のようなプレートとアングルなどを組み合わせ接合する場合、設計段階から溶接しろをとることで作業工数を劇的に削減することが可能です。この場合の溶接しろの寸法公式は【5≦A≦t/2】となります。