IV‐4研磨工程の削減によるコストダウンのポイント

TIG溶接後の仕上げ工程で、粗めのディスクで溶接ビードを削り、その後、何度も段階的に細めのディスクで仕上げ研磨作業を行わなければならず、そのために溶接工程以上に研磨工程で工数がかかり、コストアップにつながっていました。

YAGレーザー溶接であれば、溶接ビードが細く綺麗な仕上がりになります。外観上の見た目をさほど求めない場合では、溶接焼けを除去するだけでほとんど溶接ビードは削る必要がありません。そのため研磨工程を削減することができ、コストダウンを実現できます。

YAGレーザー溶接は溶接箇所以外への入熱が少ないため、製品に歪みが発生しにくく、溶接後の処理が綺麗に仕上がります。溶接後の工程を削減することができるために溶接自体のコストが高くともトータルで見るとコストダウンになります。