II‐3ねじ穴径選定におけるコストダウンのポイント1

タップ加工を行う際、小さい径の物は下穴加工を行い、それからタップ加工を行わなければならず、加工工程が増えることで、コストアップとなってしまいます。またM4未満の小さい径のタップ加工は、工具が折れやすく加工工数がかかるため、コストアップにつながります。

使用する材料の板厚の2/3以上の下穴径になるように、ネジサイズを選定できれば、レーザー切断工程で下穴まで加工できるため、工数の低減が可能となり、コストダウンにつながります。

M3以下の小径を加工する場合は、加工時に神経を使うことが必要となります。そのため、不必要な小さい径や深穴の加工を避けることが可能であれば、その分コストダウンにつなげることができます。